私が知っている自閉症スペクトラムの人は全員、歩く時に踵が浮いている。
フォアフットか良くてもフォアフット寄りのミッドフット。
フォアフットはアフリカのマラソン選手。
私の知る二人の高機能の男性は、しようと思えば踵から着地できるが、早く行きたい気持ちが強すぎて、前のめりのつま先歩行になる。
刺激は関係ない。大体、ネット上にある説明のように、つま先歩行をしてないと眠くなるなんて、あり得ない!
うちの息子は現在、靴を履かない家の中では、踵から着地をして歩き回っている。
最近は一緒に外を歩いていないが、靴を履いている時は、つま先から靴底を擦るように、踵を浮かせて歩いていた。
小さい時は、走る時は斜めステップ(おとなしめのマダガスカルのサル、ベローシファカのよう)だったが、体育で交互に足を出して走れるようになった(チンタラではあるが)。
行動が心をつくるのであれば、健常者と同じように踵着地で歩けば、症状が改善する可能性があるのでは?自閉症特有の脳の回路から少しでも変えることができるから。
やってみればわかるが、尖足歩行はふくらはぎ・アキレス腱が疲れ、膝に衝撃が来ないように極端な前傾姿勢を取らなければならない。
頭を前に突き出し、下を向いて歩いて、前を見ないので危ない。
首・肩に負担がかかるので、頭の血行が悪くなる、少なくとも。