自閉症児に動作を教える時の基本は「二人羽織」です。と言っても、本当に二人羽織をするわけではなく、自閉症児の体を支援者が動かして、どうすればいいかを体で覚えさせます。子どもの背後に位置することになりますので、二人羽織のような格好になります。「手取り足取り」の方がわかりやすいでしょうか?
重度の子であれば、言葉の説明では理解できませんし、正面に向かい合ってお手本を見せてもできません。
ミラーリングは苦手
「こうするんだよ」という言葉の意味がわかる子だったとしても
「手を洗って」と指示するだけでどうやって手を洗うのかを教えないからできない
「手を洗う」という言葉の意味自体がわからない
何回も何十回も動作と一緒に声掛けを繰り返して言葉の意味を分からせていく
言葉では伝わらない、意味が分からないから
感情、声色(波動)、表情、体の動きで伝える
言葉は最後の手段で、非効率的である、と『神との対話』に書かれている